2010年11月08日
6次産業ネットワークを視察しました。
こちらは、広島県世羅町の山口町長さん。
10月中旬に視察研修で訪問した際、町長さん自らがごあいさつに出てきて下さいました。
首長さんが、他市からの視察に出てきていただけることは珍しいのです。
世羅町は、「世羅高原6次産業ネットワーク」 など、
農業を活かした町づくりを積極的に進めている町です。
ちなみに、「6次産業」というのは、
1次産業×2次産業×3次産業=6次産業
ということで、農林水産業の1次産業に2次、3次を掛け合わせた産業という意味。
肝心の1次産業がゼロの状態だと、2次、3次を掛け算してもゼロになってしまうのですね。
ちなみにその6次産業の提唱者である、
今村東大名誉教授の言葉です。
「多様性の中にこそ、真に強靭な活力が育まれる・・・」とあります。
・・・なるほど。深いです。
全く違う業種や産業が協力してコラボすることで、何か良いものが生まれる、という意味にもとれます。
で、そのような取り組みから生まれた事例の一つが、こちらの「ランニングウォーター」
駅伝などで有名な世羅高校と、
「梨」の産地である世羅町の6次産業ネットワークが共同開発したスポーツドリンクです。
飲ませていただきましたが、かなり美味しかったですね。
「そのような商品開発はどこでもやっている」と言われるかもしれませんが、
こちらのネットワークは、それらの商品を販売することでも成功しているのです。
「商品は作ったけれど、なかなか売るのが難しい」
というのが、実は意外に多いのです。
私も、 「地域の産業新興、地域経済の活性化!」
を政策の柱の一つにしています。
「地域の営業マンとして活動をしていきたい」
と考えています。
大変、参考になる事例でした。
Posted by 静岡県議会議員 山本たかし at 22:53│Comments(0)
│活動報告