2016年08月17日
原子力防災センターを視察してきました。
8月17日(水)
原子力災害が発生した際の新たな拠点として今年3月に完成した「原子力防災センター」
以前このブログでも紹介させていただきましたが、今回は、施設の内部を視察してきました。
新オフサイトセンターと環境放射線監視センターの機能が集約され、12月からの本格稼働に向け準備が進められています。
実際に原子力発電所で事故が発生した場合には、国や地方自治体、事業者などの関係者が集まり、情報収集や避難指示などを行う場所となるのですね。
これまで御前崎市にあったオフサイトセンターは、浜岡原発から約2kmしか離れていなかったため、今回は、約20km離れた静岡空港隣接地へと移転されました。
こちらの建物は、鉄筋コンクリート3階建てで、延床面積4,780㎡。
地下には免震装置があり、放射線防護のためコンクリート外壁の厚みも18センチ以上となっています。
1階には、放射線測定室や徐染室など、主に環境放射線監視センターとしての機能が、
2階には、合同対策協議室や記者会見室、仮眠室など、オフサイトセンターとしての機能が整えられています。
先日、映画のシン・ゴジラを観たのですが、意外にも政治に関わる者として色々と考えさせられる内容でした。
映画の中に上の写真のような会議室が出てきて、政治家たちが次々と発生する非常事態(ゴジラ)に右往左往させられていくのですが・・・
現実世界では、このような設備や会議室は、ずっと使われないでいることが一番なのですね。
万が一の災害に備えつつ、平時の安全確保につとめてまいります。