2016年06月08日
若年性認知症対策 1
6月8日(水)
「若年性認知症」について、国が設置した無料電話相談窓口に寄せられた件数が、2015年で過去最多の計2240件にのぼったことが分かりました。
「若年性認知症」とは、65歳未満の方が発症する認知症のこと。
症状的には高齢者の認知症と特に変わりはありません。
国が発表した数値では、人口10万人当たりの患者数は47.6人。これを静岡県にあてはめてみると、約1000人と推計されます。
発症の平均年齢は、51歳。(・・・かなり若いですね)
働き盛りでの発症となるため、仕事を続けることが困難になったり、家事や子育てに支障が生じるなど、本人や家族にとっては、長く大きな負担が生じる可能性があるのです。
早期発見が大切ですが、仕事を休めずに診断が遅れてしまい、症状が悪化するケースも少なくありません。
このような状況を受け、厚生労働省は平成27年1月に策定した「認知症施策推進総合戦略」(新オレンジプラン)において、施策推進の7本柱の一つに、「若年性認知症施策の強化」を掲げました。
静岡県でもこれをうけ、認知症患者やその家族の実態調査を行い「ふじのくに若年性認知症支援ガイドブック」を作成。今後の対策に取り組んでいくことになります。
私からは、今後ガイドブックの情報などを提供させていただきながら、皆さんと共に考えていきたいと思います。
【若年性認知症の電話無料相談】
窓口番号: ☎ 0800-100-2707(フリーダイヤル)
開設時間: 月曜日~土曜日(年末年始・祝日除く)
10:00~15:00
厚生労働省HP: http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/09/h0930-6.html
Posted by 静岡県議会議員 山本たかし at 09:00│Comments(0)
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