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2016年05月12日

子どもの貧困対策 ①

子どもの貧困対策 ①


5月12日(木)  

子どもの貧困対策 ①

 


現在、全国の子どもの6人に1人(約300万人)が貧困状態にあると言われています。

 

ここで言う貧困世帯とは、国民の平均的な所得の半分以下しかない世帯のこと。

 

具体的には、2人世帯であれば177万円以下、3人世帯では217万円以下、4人世帯で250万円以下の所得となります。


特にシングルマザー(母子世帯)が働いて得る平均年間所得は181万円ですから、子育てをしながらギリギリの生活をしている家庭の多いことがわかります。

 

数字だけでは貧困の本当の姿が分かりにくいのですが、

 

「一日の唯一の食事が学校給食だけ」

 

「住む家が無くなり、車上生活やホームレスを続けている」

「病気になっても病院に行けない」

 

「修学旅行費はもちろん、給食費や学用品代を払えない」

といった子ども(家庭)が増えています。

 

学校での最低限の費用については、自治体が肩代わりする「就学援助」という制度があるのですが、

この援助を受けている小・中学生も15年前に比べて約2倍(155万人以上)に増えるなど、状況は大変厳しいものとなっています。

 

普通の子どもが当たり前のようにできること、あるべきものが無い生活というのは、

想像するだけで大変つらい気持ちになります。

 

国では、こうした状況に対応するため、

「子どもの貧困対策の推進に関する法律」がつくられました。

県はこれを受け、「静岡県子どもの貧困対策計画」を策定していくことになります。

 

私自身も実態の調査を行い、本当に必要な子どもに、必要な支援ができる計画となるよう提言していきたいと思います。





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Posted by 静岡県議会議員 山本たかし at 12:22│Comments(0)県政報告
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