2017年08月07日
社会福祉法人デンマーク牧場福祉会で施設の現状や課題を教えていただきました。
平成29年8月7日(月)
先週行われた厚生委員会の視察では、
袋井市にある社会福祉法人デンマーク牧場福祉会も訪問させていただきました。
1964年に北欧の宣教師たちによって開拓されたデンマーク牧場。
現在は社会福祉法人として様々な活動をされています。
今回は、「児童養護施設まきばの家」、「自立援助ホームこどもの家」、「精神科診療所こひつじ診療所」を視察させていただきました。
児童福祉施設とは、保護者のいない子どもや虐待されている子どもなどを擁護し、自立支援を行う施設のこと。
過去には、孤児院と呼ばれていました。
近年は、全国的にも虐待相談件数が増加傾向にあるのですが、
静岡県内でも児童虐待の相談件数は過去最多を更新し、10年前の約3倍になっています。
これは単純に虐待件数が増えているということもあるかもしれませんが、
学校や病院、地域の人たちの努力によって、以前は見逃されていた虐待の発見が早まっているとも言えます。
実際、施設にいる子どもたちの笑顔を見ると、その陰にどれだけの苦労があっただろう、と胸が痛くなります。
正直、現実の厳しさに切なくなりました。
そうした子どもたちの様々な感情に寄り添い、自立のための指導を行っているスタッフの皆さんの努力と愛情はすごいものです。
過去は、どうすることもできませんが、現実と向き合い未来を切り拓くことは私たちにもできること。
子供たちや施設で働く人たちのためにも、政治ができることをやらなくてはならないと強く思いました。
施設の現実や制度の課題などを教えて下さった社会福祉法人デンマーク牧場福祉会の皆様に感謝いたします。
Posted by 静岡県議会議員 山本たかし at 10:00│Comments(0)
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